2016年11月12日土曜日

DMSO(ジメチルスルホキシド)を使った癌治療法

 1953年以来、木材業界の副産物であるジメチル・スルホキシド Dimethyl sulfoxide (DMSO) は、民生品の溶剤として使用されてきました。ポートランド州オレゴン健康科学大学の臓器移植計画の研究の長のスタンリー・ヤコブ博士 (Stanley Jacob) によると、DMSOが持つ多種多様な薬剤特性の強力な証拠を提供する40,000を上回る化学反応に関する記事が学術誌に掲載されています。世界中では、その臨床における意味について11,000ほどの記事が書かれています。カナダ、イギリス、ドイツ、日本を含む世界125の国で、痛み、炎症、強皮症、間質性膀胱炎、頭蓋内圧上昇、関節炎を含むいろいろな病気にそれを処方しています。
しかしながら、アメリカにおいてはFDA (Food and Drug Administration、食品医薬品局) が臓器移植の際の臓器保存剤としてか、または間質性膀胱炎治療にのみ許可されています。
 薬剤としてのDMSOの論争の歴史はスタンリー・ヤコブ博士がオレゴン健康科学大学の臓器移植計画の長であった1961年に始まりました。臓器の保存剤としての可能性を調べているうちに、彼は、すぐにそれが支障なく皮膚に素早く深くしみこむことを発見しました。彼はそれに非常に興味をそそられたのです。その時以来DMSOは彼の生涯をかけた研究課題となったのです。
 ニュース・メディアはいち早く彼の発見を発表しました。リポーター、製薬会社、さまざまな病気に苦しんでいる患者たちが、そのニュースに飛びつくのに時間は掛かりませんでした。なぜなら、それは患者たちが処方箋なしで、自己服用できる工業用の製品だったからです。早い時期から一般の人達が非常に強い関心を示したが為に、ヤコブ博士やまた後日FDAが、実験を観察し安全かつ制御された使用をする能力の妨げとなり、DMSOについて主流医学界の印象を悪くしたのかもしれません。
 仮にDMSOがヤコブ博士や他の医師の主張する薬用効果が半分の可能性しか無いとしても、なぜそれは今だアメリカにおいて医療用として認知されない薬剤(sidelines of medicine)なのでしょうか。
「それは、丸い穴に押し込まれる四角い杭である」とヤコブ博士は述べています。と云うのも、ひとつの病気に効くひとつの薬を探すものではなく、多種多様な病気に効果があると云うことを云い現わしているのです。 DMSOは現代のアスピリンです。もしアスピリンが今発見されているなら、それはDMSOと同じ問題を持つことになるでしょう。 仮に、誰かがあなたに白い小さな錠剤を渡し、飲みなさい、頭痛は止み、熱は下がり、脳卒中や主要な心臓疾患を防ぎますと言います。どう思いますか。
 他の人々は、DMSOの主要な副作用に言及しています。 服用直後のニンニクに類似した妙な口臭、また皮膚を通して用いた場合でさえ発する妙な臭い。 確かにこの臭いは、効力を証明する為の二重盲検法を困難にします。何故なら、特有な臭いのためにどちらに偽薬が使われているか直ぐに分かるからです。
 オレゴン州ポートランド科学技術協会会長で、1960年代と1970年代にヤコブ博士を援助したロンドンの大学からのテリー・ブリストル博士 (Terry Bristol) のように、ある人はDMSOの臭いは市場における販売を困難にするとして製薬会社を遠ざけたかもしれないと思っています。とはいえ、まずいことに通常高額の費用のかかるFDAの認可を得る臨床試験をしても、製薬会社でDMSOの特許権を取得できる会社はひとつもない現実が主要な関心事でした。加えてブリストル氏は、DMSOの広範な特性が、製薬会社が既に販売している、あるいは開発している多くの薬と競合することになるだろうと述べています。
 DMSOについて6つの製薬会社が臨床試験を開始しました。1965年11月にアイルランドの婦人がDMSOと幾つかの他の薬を服用後にアレルギー反応により死亡しました。その婦人の正確な原因は確定されていないにもかかわらず、報道機関は死因はDMSOによると報じました。2ヵ月後FDAは、その婦人の死と、人間に処方されるよりも何倍も多い量を与えられたある試験用動物の目のレンズの変化を引き合いに出してアメリカにおける臨床試験を中止しました。 
 その後20数年に及ぶ数多くの研究や人体研究において、DMSOによる死亡例や人間の目の変化の論文や主張もありません。しかしながら、それ以来FDAは、7つの臨床試験実施申請を拒否してきました。そして唯一、間質性膀胱炎に関する研究のみ認可し、その後1978年にDMSOの処方箋による間質性膀胱炎治療のみが認められたのです。
 DMSO活用及び閉鎖性頭部外傷の権威であるアルバカーキのニューメキシコ医科大学の脳外科及び生理学の教授ジャック・デ・ラ・トリー博士 (Jack de la Torre) は、数年前FDAはDMSOはある種のインチキ薬剤であると見なして多少けんか腰になっていると述べています。自分のほとんど知らない化合物に公然と先入観を示す人々がいます。とはいえFDAの新管理部によりちょっとした変化がありました。FDAは最近、デ・ラ・トリー博士の閉鎖性頭部外傷の分野におけるDMSOの臨床試験実施許可を認めました。
 ヤコブ博士を感動させたDMSOの一番の特性は、膜組織を通過する能力でした。その特性はその後多数の研究者たちにより立証されています。DMSOの膜組織透過性能力は、90%溶液までその濃度に伴って変化します。70%から90%の溶液が皮膚の通過に最も効果的であることが分かりました。奇妙にも濃度が90%超えると浸透性能が低下します。膜組織の通過は低濃度で十分です。加えてDMSOは他の薬剤と一緒に膜組織を通過できます。DMSOは、硫化モルヒネ、ペニシリン、ステロイド、コーチゾンやある種の抗癌剤のような薬剤の、膜組織を透過させます。どの様な物質がDMSOと結合するかは、分子量、形、分子の電気化学特性によります。この特性はDMSOが皮膚浸透の際に生じる感染のリスクを低める新たなドラッグデリバリーシステムとなり得るでしょう。
 多分70%のDMSO水溶液は、話題の鎮痛剤として最も広く用いられてきました(70%DMSO、30%水)。 研究室での研究では、DMSOは末梢神経C繊維細胞を遮断することによって痛みを和らげることを示唆しています。幾例かの臨床試験で有効性が立証されていますが、1例はで効性が認められませんでした。やけど、切り傷、捻挫の治療にDMSOが使われましたが、いずれの場合も苦痛の除去は、ほとんど直ちに生じ、6時間ほど痛みのない状態が続いたと報告されています。
 アメリカ上院の1980年健康分科委員会の公聴会で、ヤコブ博士は、DMSOは人々の眼前で有効性を立証する事が出来る数少ない医薬品のひとつであると述べています。仮に腫れたくるぶしの捻挫の患者さんが委員会の前に現れるなら、DMSO治療により1時間以内に腫れが引くことを観察できます。他にそのような治療様式はありません。慢性的な痛みのある患者さんたちは、変化が生じるまでDMSOを6週間用いる必要があります。多くの人は、他の方法では得られない程の苦痛の軽減を報告しています。
 この様に、DMSOは皮膚・粘膜・細胞膜を容易に通過する能力があり、特に癌細胞に対する親和性が強く、抗癌剤を癌細胞にのみ運び込める唯一の薬剤で、特別な副作用が全くないので「癌治療」には優れた薬剤と云えるでしょう。

2016年9月3日土曜日

セシウムによる「癌」治療

 私のところに相談に来られる患者さんは、現代医学ではなすべきことは全部しました、もうこれ以上何もすることはできません、余命数ヶ月と宣託を受けられた人たちです。
 こういう患者さんに、いろいろなサプリメントや、あるいは大量のマルチビタミン剤、体を温めることにより免疫を賦活しても、もう遅すぎます。たいていの方は、宣託された期間よりも多少延命されますが、治癒することはまず不可能です。
 たしかに抗がん剤を使うよりもはるかにQOLはいいし、延命は可能かもしれませんが、それでも結局はお亡くなりになる。これが厳粛な事実です。
 しかし、最近、セシウムを使った療法が特にアメリカで使われだし、かなりの効果をあげることがわかってきました。末期でも約5割の完治が期待できるといわれています。そして、末期のがん性疼痛は2~3日で非常に軽減します。副作用はあっても下痢、口唇の周りの軽い痺れ、疲労感くらいです。このように、副作用もなく効果もあるため、抗がん剤、放射線、手術しかがん治療には認めないオーソドックスな医学界からは敵視されています。なぜなら、抗がん剤でぼろ儲けをしている巨大製薬会社の利益と真っ向から対立するからです。
 今からおよそ80年前、ドイツのオットー・ワールブルグは(1931年、1944年と2回ノーベル章受賞)がん細胞は正常な細胞とは違ったやりかたでエネルギーを得ていることを発見しました。正常な細胞膜では酸素が自由に細胞内に入り、そこでブドウ糖を燃焼させエネルギーを産生します。ところが、がん細胞では細胞内液が酸性のため酸素が中に入れないのです。そのため、がん細胞は酸素のない状態で、発酵というプロセスでブドウ糖からエネルギーを作り出します。その産物が乳酸です。この乳酸はDNA、RNAを破壊することにより、細胞の無節制な増殖を促します。この乳酸はがんによく付随する痛みの原因にもなるのです。そして、細胞内の酸化に拍車をかけます。
 ここで、非常に重要なポイントは、この発酵というエネルギー生産方法は細胞内がアルカリ性である健常細胞では起こりえないことです。普通、健康な細胞はpHが7.35~7.45という、ややアルカリ性の状態に保たれています。したがって、がん細胞を破壊するには細胞内をアルカリ性にしてやればいいということです。きわめて明快で単純な原理です。
 そこで、自然界に存在するものの中でアルカリ性が最も強く、がん細胞に親和性のあるセシウムを投与します。セシウムと言えば、普通、放射性同位体のセシウム137を思い浮かべ、ウラニウムやラジウムと同様に危険な感じを一般の人は持ちやすいものです。しかし、本来、セシウムは非常に安全な物質なのです。
 塩化セシウムによりがん細胞の中のpHが8以上になると、せいぜい数日の内にがん細胞は死滅します。このように、pHを高める療法なので、High pH Therapyともよびます。
 セシウム療法を行うときは、セシウムと一緒にDMSOという一種の有機溶剤を混ぜ、それを皮膚の柔らかい部分(たとえば太ももの内側)にスプレーします。DMSOとともに効率よくセシウムが吸収されます。また、DMSOは血液脳関門を通過しますので、特に脳腫瘍転移にはDMSOとの併用がすすめられます。

2016年6月23日木曜日

癌治療について

 クリニックではケトンダイエット(断糖で肉食)を中心とし、身体をアルカリ性に保つ為に色々なミネラル(マグネシウム・カリウム、亜鉛・カルシウム・セシウムやセレニウムなど)を服用し、遠赤外線サウナに入ったりして免疫力を高める他、“抗がん剤の副作用を限りなく0%にし、治療効果を100%発揮するDMSOを併用する補完療法”を取り入れています。
 DMSO(ジメチル・スルフォキサイド)とは、製紙原料になる木材パルプを生産する際に出来る副産物です。1866年ロシアの科学者アレキサンダー・ザイツェフにより見つけ出されました。この物質が医学の分野で注目を浴びる様になったのは、1960年代の初め頃オレゴン健康医科大学のスタンレイ・ヤコブ博士が、DMSOは容易に皮膚および臓器粘膜を傷つけることなく透過する働きを持ち、尚且つ臓器を凍結から守れる事を見出してからです。
 さらに博士は非常に難治な間質性膀胱炎に対し、下腹部にDMSOを塗布したり膀胱内にカテーテルを使って注入し治癒させる事に成功しています。これ等の結果を見て、1987年になり米国食品医薬品局(米国厚生省)もDMSOを間質性膀胱炎の治療に限定して使用する許可を与えました。
 またクローン病で耐え難い不快感に悩ませられる増悪期に、単にDMSOを下腹部に塗布するだけで症状が治まる事も証明されています。
 R.Webster Kehrは動物を使った研究で、DMSOは健康な細胞には影響を与えず癌細胞にだけ作用する事を見出しました。DMSOと抗がん剤を併用して癌治療を行っている医師がいますが、この場合は抗がん剤による副作用も全くなく、しかも抗がん剤の効果がほぼ100%得る事が出来るので、抗がん剤の使用量が少なくて済みます。DMSOは癌細胞膜にのみ作用し、膜の透過性を高め抗がん剤が細胞内に入り易くするからです。

2014年9月29日月曜日

旧石器時代ダイエット=Paleolithic Diet

 現在アメリカでポピュラーとなっている”Paleolithic Diet"=”前石器時代ダイエットとはどの様な
ダイエットでしょうか。我々人類の祖先が地球上に誕生して以来、1万年前までの約250万年の間、
狩猟により色々な動物、当初は小型動物を捕まえたり、死んだ大型動物の腐った肉を主食として食べ、野生の木の実や草の実を少し食べて進化・発展を遂げて来ました。この様な食生活を、パレオダイエット(前石器時代ダイエット)と呼んでおり、現在多くのアメリカ人が、健康で生活する為に必須のダイエットとして取り入れる様になって来たのです。
 先祖がどの様な物を食べていたのかは、遺跡から出土した骨に含まれる”タンパク”の構成要素である”アミノ酸”を調べれば分かります。人類の骨とライオンの骨を比べてみると、我々人類はほぼ肉食で、野菜などは少ししか食べていなかった事がわかります。我々人間の胃・腸には、野菜の食物繊維を消化する酵素はありません。したがって、野菜の繊維を糞便状にするためには、悪玉腸内細菌により、腐敗・発酵しなければなりません。腐敗・発酵によって発生した、毒ガス(悪臭の元)や毒素が、腸管壁を傷つけ、血管内に侵入し、全身を駆け巡って、色々な免疫異常(リウマチ・喘息・
クローン病・過敏性大腸炎など)が起きます。この腐敗・発酵の成長を止めようとして、腸管内の水分を減らそうとするのです。そうなると、便は非常に硬くなり排泄され難くなるのです。これが便秘の原因で、野菜の食物繊維を摂ればとるほど便秘がひどくなります。多くの人達、殊に野菜好きの女性に便秘が多いのもその為です。
 1万年前になり、野生動物を殆ど食べ尽してしまった為、野生動物を家畜として育てる為に農業を始めたのですが、この時以来我々人間も農作物を食べる様になり、癌をはじめとする色々な病気に悩まされる様になったのです。
 だから、崇高クリニックでは、30年前より断糖=肉食ダイエット=旧石器時代ダイエットを取り入れ、糖尿病をはじめとする色々な病気の克服に取り組んできたのです。

2013年12月10日火曜日

いつまで続く“コレステロール・動物脂肪”のえせ神話

1953年若くて野心に満ち溢れた生物学者 アンセル・キーが、当時では極めて斬新的な考えで、食事中の脂肪が多すぎは心臓疾患の原因になると云う理論を提唱したのです。この考えが現在でも、政治的・経済的な理由から広い支持を受けているのです。
 以前ロシアの研究者が、ウサギに大量のコレステロールを食べさせたところ、ウサギの動脈は心筋梗塞で死亡した人の動脈と同じようにコレステロールの塊で詰まっていました。しかし少し考えてみればおかしな話で、本来ウサギは草しか食べない動物で、草には勿論コレステロールは全く含まれていないのです。
 脂肪と心疾患の関連性を提唱した アンセル・キーでさえ、1977年に食物中のコレステロールと血液中のコレステロールにはなんらの関連性もないと云っています。
 それにもかかわらず、いまだに多くの医師・医療機関・マスコミは、アンセル・キー
の主張を垂れ流しているのです。
 アンセル・キーは色々な国の食生活すなわち脂肪消費量と心疾患に関するデータを集め、有名な”the Seven Countries Study”(7か国調査研究)と云う報告書を発表しています。しかしその時彼は22か国のデータを集めていたのですが、発表に使ったのは
都合のよい7か国のデータだけだったのです。もしも彼が22カ国すべてのデータを解析していれば、食物中の脂肪・コレステロールと心臓疾患の間には何の関係もない事が分かってしまうからです。
 現在では多くの研究者により、食事中の脂肪・コレステロールと血液中のそれらとは関係がない事が明らかになっているにもかかわらず、企業から利益を得ている学者達による誤った”神話”に騙されない様にして、健康を保ちましょう。