2008年5月21日水曜日

ドライマウス、ドライアイ,味覚障害

”ドライマウス”(口の乾燥)は、唾液の分泌が悪い為だと言われています。本当でしょうか?
 ”ドライアイ”(目の乾燥)は、涙が出ない為と云われています。本当でしょうか?
 ”味覚障害”は、亜鉛が不足している為であると、TV・マスコミなどで云われていますが、本当でしょうか?
 ”唾液”には2通りあって、一つは”粘っこい”唾液で自律神経のうちの交感神経が優位の時に出ます。怒った時や興奮したとき、のどがひきつれた様に感じるのはその為です。もう一方の副交感神経が優位な時は、”さらっとした”唾液が出ます。美味しいものを見た
時などによく見られる”よだれ”がそうです。
 ”なみだ”もそうです。”嬉しい時”や”大笑いした時”に出る”なみだ”は、”さらっとした”涙であとが残りません。
この時は、副交感神経が優位に働いているのです。
交感神経が優位の時には、”粘っこい涙”が出て、如何にも乾いた様に感じるのです。もし本当に涙が出にくければ、幾ら”目薬”を挿していても、眼球は乾燥し角膜潰瘍が
生じるでしょう。
 ”味覚障害”もよく云われる様な”亜鉛”の不足によるものではなく、やはり自律神経の失調によると考える方が妥当ではないでしょうか。”亜鉛”の様な”ミネラル”は、極微量にあればよいのであって、不足するとは考えられません。
 この様にいずれの症状も”自律神経失調症”から生じると考えられますが、糖分の多い米や野菜・果物を食べれば”自律神経”に失調を来たします。