2019年3月18日月曜日

DMSOを使った癌治療

絶えず新しい抗がん剤が造られ、いかにもこれを使えば癌が治ると云う様なことを云われ、癌患者さん達はこれで自分の命が救われると喜びますが、結果は従来通りで結局のところダメと云う事の繰り返しで、今の所癌を治せる薬は無いのが現状です。
 現在行われている一般的な「癌」治療は、三大療法と云われる“手術”・“放射線”・“抗がん剤”によるものです。“放射線”は東京電力の原発事故による放射線被害からも分かる様に、「癌細胞」が殺されるより、「正常細胞」がむしろ「癌化」されるので、かえって“死期”が早まる事になるのです。次に“抗がん剤”治療では、「癌細胞」が死滅するよりもまず、新陳代謝が盛んな臓器である“十二指腸粘膜”や“骨髄細胞”・“毛根細胞”が先に打撃を受け障害されるので、“食欲不振”・“嘔気”・“白血球減少”・“脱毛”などの副作用がでるのです。
 「癌細胞」は自身の代謝異常により、特殊なタンパクが出来、このタンパク
が細胞膜を覆い、その結果“免疫細胞”が「癌細胞」を認識できにくくなるので、
免疫治療は全く意味をなしません。この様に従来より行われている治療法では、
「癌」を治すどころかかえって死期を早める結果になるのです。
 当院に相談に来られる患者さんは、現代医学ではなすべきことは全てしていてそれ以上する治療法がないか、または抗がん剤の副作用がひどく後は死を待つのみと云う方達です。
 抗がん剤治療ではなく、それらに替わる代替・補助療法、たとえば高濃度ビタミンCの点滴療法や、自分のリンパ球を使う免疫療法などを受けられる癌患者さんがおられますが、いずれも効果は殆どありません。たしかに抗がん剤を使うよりもQOL(生活の質)はよいし、多少の延命は可能かもしれませんが、結局はお亡くなりになる。これが厳粛な事実です。
  当院で行っている代替・補完療法は、アメリカで約40年以前より行われている“セシウム”及び“DMSO”を使用する治療法です。この方法は約40年前に、キース・ブリューワー博士により考案された方法で、動物実験でも臨床試験でもハッキリとした効果が認められています。彼は世界のある地域では、癌の発症が非常に少ない又は殆どない事から、それらの地域の何が「癌」を予防しているのかを調べたのです。するとそれらの地域の土壌には、高濃度の“セシウム”や“ルビジウム”と云うミネラルが高濃度に含まれている事がわかりました。その地域の水を飲んだり調理に使ったり、その地域で育つ野草を食べたりすれば、当然“セシウム”や“ルビジウム”を摂取する事が出来ます。
 ドイツのノーベル賞受賞者ワールブルグ博士は、「癌細胞」は正常な細胞とは違った方法でエネルギーを得ている事を証明しました。正常な細胞では、“インスリン”により“ブドウ糖”が細胞内に取り込まれ、まず嫌気性解糖(酸素を使わない醗酵と云う過程)により“ピルビン酸”にまで代謝され、ついで“ミトコンドリア”と呼ばれる“エネルギー生産器官”に運び込まれます。この時細胞内がアルカリ性でないとエネルギーを作る事は出来ません。“ミトコンドリア”に運び込まれた“ピルビン酸”は、“アセト酢酸”を経て“酸素”を使った“酸化的リン酸化”により順次“エネルギー”が造られるのです(TCAサイクル)。この様にして作り出された“エネルギー”を利用し、色々な代謝活動が行われています。
「正常細胞」が何らかの原因で癌化すると、“酸素”は細胞を通過する(膜輸送)事が出来なくなり「細胞内」は“低酸素状態”となります。この様な状態になると、“ミトコンドリア”での“エネルギー生産”は出来なくなり、代謝活動が低下します。残された“エネルギー生産”方法は、無酸素状態でも出来る“醗酵”と云う方法に頼らざるを得なくなるのです。この時に出来る副産物が乳酸で、結果的に細胞は酸性状態となり、遺伝子(DNA,RNA)に変性が生じ、細胞の無節制な増殖と云う結果を導くのです。ここで非常に重要なポイントは、発酵という“エネルギー生産“方法は、細胞内がアルカリ性であれば起こり得ません。普通、健康な細胞はpH7.35~7.45で「癌細胞」とは正反対の、ややアルカリ性の環境にあります。したがって、「癌細胞」を破壊=死滅させるには、細胞内をアルカリ性にしてやればいいと云うことで、きわめて単純・明快な原理です。
 そこで、自然界に存在するミネラルの中でアルカリ性が最も強く、しかも「がん細胞」に親和性のある“セシウム”を投与し、「癌細胞」内をアルカリ性に変えるのです。「癌細胞」内がpH8.0以上になると、せいぜい数日のうちに「癌細胞」は死滅します。また“セシウム療法”を行うときは、DMSOを併用すれば一層の効果が見込まれます。DMSOは木材から紙パルプを作る際に出来る副産物で、1866年にロシアの化学者Alexander Zaytsevにより発見されました。無臭で透明な液体で、人体に対して全く無害であるうえ、最大の特徴として皮膚・粘膜・細胞膜を容易に通過する事、さらに「癌細胞」膜を容易に通過できることを、1960年代初頭にオレゴン健康科学大学医学部のスタンレー・ヤコブ博士が多くの研究・実験で証明しました。DMSOの膜組織透過能力は、70%~90%の濃度溶液が最も効果的である事が証明されています。これ等の事実に加え、DMSOは他の薬剤――例えば“抗がん剤”――と結合し易く一緒に癌細胞膜を通過し、抗癌剤を「癌細胞」内にだけ運び込みます。だから、抗癌剤による副作用は全くないのです。ただし、DMSOの唯一の難点は、皮膚に対する刺激性ですが、当院独自の方法でこの難点を克服しています。

2016年11月17日木曜日

重炭酸ソーダー(重曹又はベーキングパウダー)を使った「癌」治療

 「癌」は遺伝子の異常により起きる病気ではなく、オットー・ワールブルグ博士が提唱されている様に、ミトコンドリア(発電装置)の異常によるものです(ノーベル賞受賞、1931年)。私たちの身体は、ミトコンドリアが作り出す電気エネルギーによって機能しています。ミトコンドリアには最初から、発電機能が低下すると自然に死滅する様なプログラムが組み込まれています(アポトーシスと呼んでいる)。何らかの理由で自然死が起こらなくなると、効率の悪い(低エネルギー)細胞として残ってしまうので、生命活動に必要なエネルギーを作り出す為に細胞の数量を増やす事により対処しようとします。この状態を「癌」と呼んでいます。
 自然死が起こらない原因は”環境因子・化学薬品など”色々考えられますが、細胞内環境が酸性状態になる事が大きいでしょう。細胞内液が酸性になると、酸素が溶けにくくなり”低酸素状態”となります。
低酸素状態になるとオットー・ワールブルグ博士が証明して見せた様に、「癌」が発生します。”糖”=”炭水化物”は、”脂肪”が不足した時の代用燃料として、ミトコンドリアで発電燃料として使われます。
ただし、”ブドウ糖”を燃料として使う場合は、使い易い形にまで加工しなければなりませんが、この際副産物として乳酸を生じます。乳酸は賛成ですから、細胞内は当然酸性となります。また、ミトコンドリアが古くなり効率が悪くなると、折角加工した発電材料も使われなくなり、ピルビン酸と云う最終産物まで余り、細胞内は益々酸性となります。
 酸性状態となっつた”癌細胞内”をアルカリ性に戻し、酸素を沢山溶け込ませれば”癌”は生きる事が出来なくなります。身体に特に害がなく、入手しやすいのが”重炭酸ナトリウム”です。一般に「癌細胞」はpH=酸性度が、8.0とアルカリ性になれば、生存することが出来なくなり死滅してしまいます。
重炭酸ナトリウムは”メイロン”と呼ばれる静脈注射薬として、メニエール病や蕁麻疹・中毒症治療などに使われています。現在世界中で、重炭酸ナトリウムを使った「癌」治療が行われています。

2016年11月12日土曜日

DMSO(ジメチルスルホキシド)を使った癌治療法

 1953年以来、木材業界の副産物であるジメチル・スルホキシド Dimethyl sulfoxide (DMSO) は、民生品の溶剤として使用されてきました。ポートランド州オレゴン健康科学大学の臓器移植計画の研究の長のスタンリー・ヤコブ博士 (Stanley Jacob) によると、DMSOが持つ多種多様な薬剤特性の強力な証拠を提供する40,000を上回る化学反応に関する記事が学術誌に掲載されています。世界中では、その臨床における意味について11,000ほどの記事が書かれています。カナダ、イギリス、ドイツ、日本を含む世界125の国で、痛み、炎症、強皮症、間質性膀胱炎、頭蓋内圧上昇、関節炎を含むいろいろな病気にそれを処方しています。
しかしながら、アメリカにおいてはFDA (Food and Drug Administration、食品医薬品局) が臓器移植の際の臓器保存剤としてか、または間質性膀胱炎治療にのみ許可されています。
 薬剤としてのDMSOの論争の歴史はスタンリー・ヤコブ博士がオレゴン健康科学大学の臓器移植計画の長であった1961年に始まりました。臓器の保存剤としての可能性を調べているうちに、彼は、すぐにそれが支障なく皮膚に素早く深くしみこむことを発見しました。彼はそれに非常に興味をそそられたのです。その時以来DMSOは彼の生涯をかけた研究課題となったのです。
 ニュース・メディアはいち早く彼の発見を発表しました。リポーター、製薬会社、さまざまな病気に苦しんでいる患者たちが、そのニュースに飛びつくのに時間は掛かりませんでした。なぜなら、それは患者たちが処方箋なしで、自己服用できる工業用の製品だったからです。早い時期から一般の人達が非常に強い関心を示したが為に、ヤコブ博士やまた後日FDAが、実験を観察し安全かつ制御された使用をする能力の妨げとなり、DMSOについて主流医学界の印象を悪くしたのかもしれません。
 仮にDMSOがヤコブ博士や他の医師の主張する薬用効果が半分の可能性しか無いとしても、なぜそれは今だアメリカにおいて医療用として認知されない薬剤(sidelines of medicine)なのでしょうか。
「それは、丸い穴に押し込まれる四角い杭である」とヤコブ博士は述べています。と云うのも、ひとつの病気に効くひとつの薬を探すものではなく、多種多様な病気に効果があると云うことを云い現わしているのです。 DMSOは現代のアスピリンです。もしアスピリンが今発見されているなら、それはDMSOと同じ問題を持つことになるでしょう。 仮に、誰かがあなたに白い小さな錠剤を渡し、飲みなさい、頭痛は止み、熱は下がり、脳卒中や主要な心臓疾患を防ぎますと言います。どう思いますか。
 他の人々は、DMSOの主要な副作用に言及しています。 服用直後のニンニクに類似した妙な口臭、また皮膚を通して用いた場合でさえ発する妙な臭い。 確かにこの臭いは、効力を証明する為の二重盲検法を困難にします。何故なら、特有な臭いのためにどちらに偽薬が使われているか直ぐに分かるからです。
 オレゴン州ポートランド科学技術協会会長で、1960年代と1970年代にヤコブ博士を援助したロンドンの大学からのテリー・ブリストル博士 (Terry Bristol) のように、ある人はDMSOの臭いは市場における販売を困難にするとして製薬会社を遠ざけたかもしれないと思っています。とはいえ、まずいことに通常高額の費用のかかるFDAの認可を得る臨床試験をしても、製薬会社でDMSOの特許権を取得できる会社はひとつもない現実が主要な関心事でした。加えてブリストル氏は、DMSOの広範な特性が、製薬会社が既に販売している、あるいは開発している多くの薬と競合することになるだろうと述べています。
 DMSOについて6つの製薬会社が臨床試験を開始しました。1965年11月にアイルランドの婦人がDMSOと幾つかの他の薬を服用後にアレルギー反応により死亡しました。その婦人の正確な原因は確定されていないにもかかわらず、報道機関は死因はDMSOによると報じました。2ヵ月後FDAは、その婦人の死と、人間に処方されるよりも何倍も多い量を与えられたある試験用動物の目のレンズの変化を引き合いに出してアメリカにおける臨床試験を中止しました。 
 その後20数年に及ぶ数多くの研究や人体研究において、DMSOによる死亡例や人間の目の変化の論文や主張もありません。しかしながら、それ以来FDAは、7つの臨床試験実施申請を拒否してきました。そして唯一、間質性膀胱炎に関する研究のみ認可し、その後1978年にDMSOの処方箋による間質性膀胱炎治療のみが認められたのです。
 DMSO活用及び閉鎖性頭部外傷の権威であるアルバカーキのニューメキシコ医科大学の脳外科及び生理学の教授ジャック・デ・ラ・トリー博士 (Jack de la Torre) は、数年前FDAはDMSOはある種のインチキ薬剤であると見なして多少けんか腰になっていると述べています。自分のほとんど知らない化合物に公然と先入観を示す人々がいます。とはいえFDAの新管理部によりちょっとした変化がありました。FDAは最近、デ・ラ・トリー博士の閉鎖性頭部外傷の分野におけるDMSOの臨床試験実施許可を認めました。
 ヤコブ博士を感動させたDMSOの一番の特性は、膜組織を通過する能力でした。その特性はその後多数の研究者たちにより立証されています。DMSOの膜組織透過性能力は、90%溶液までその濃度に伴って変化します。70%から90%の溶液が皮膚の通過に最も効果的であることが分かりました。奇妙にも濃度が90%超えると浸透性能が低下します。膜組織の通過は低濃度で十分です。加えてDMSOは他の薬剤と一緒に膜組織を通過できます。DMSOは、硫化モルヒネ、ペニシリン、ステロイド、コーチゾンやある種の抗癌剤のような薬剤の、膜組織を透過させます。どの様な物質がDMSOと結合するかは、分子量、形、分子の電気化学特性によります。この特性はDMSOが皮膚浸透の際に生じる感染のリスクを低める新たなドラッグデリバリーシステムとなり得るでしょう。
 多分70%のDMSO水溶液は、話題の鎮痛剤として最も広く用いられてきました(70%DMSO、30%水)。 研究室での研究では、DMSOは末梢神経C繊維細胞を遮断することによって痛みを和らげることを示唆しています。幾例かの臨床試験で有効性が立証されていますが、1例はで効性が認められませんでした。やけど、切り傷、捻挫の治療にDMSOが使われましたが、いずれの場合も苦痛の除去は、ほとんど直ちに生じ、6時間ほど痛みのない状態が続いたと報告されています。
 アメリカ上院の1980年健康分科委員会の公聴会で、ヤコブ博士は、DMSOは人々の眼前で有効性を立証する事が出来る数少ない医薬品のひとつであると述べています。仮に腫れたくるぶしの捻挫の患者さんが委員会の前に現れるなら、DMSO治療により1時間以内に腫れが引くことを観察できます。他にそのような治療様式はありません。慢性的な痛みのある患者さんたちは、変化が生じるまでDMSOを6週間用いる必要があります。多くの人は、他の方法では得られない程の苦痛の軽減を報告しています。
 この様に、DMSOは皮膚・粘膜・細胞膜を容易に通過する能力があり、特に癌細胞に対する親和性が強く、抗癌剤を癌細胞にのみ運び込める唯一の薬剤で、特別な副作用が全くないので「癌治療」には優れた薬剤と云えるでしょう。

2016年9月3日土曜日

セシウムによる「癌」治療

 私のところに相談に来られる患者さんは、現代医学ではなすべきことは全部しました、もうこれ以上何もすることはできません、余命数ヶ月と宣託を受けられた人たちです。
 こういう患者さんに、いろいろなサプリメントや、あるいは大量のマルチビタミン剤、体を温めることにより免疫を賦活しても、もう遅すぎます。たいていの方は、宣託された期間よりも多少延命されますが、治癒することはまず不可能です。
 たしかに抗がん剤を使うよりもはるかにQOLはいいし、延命は可能かもしれませんが、それでも結局はお亡くなりになる。これが厳粛な事実です。
 しかし、最近、セシウムを使った療法が特にアメリカで使われだし、かなりの効果をあげることがわかってきました。末期でも約5割の完治が期待できるといわれています。そして、末期のがん性疼痛は2~3日で非常に軽減します。副作用はあっても下痢、口唇の周りの軽い痺れ、疲労感くらいです。このように、副作用もなく効果もあるため、抗がん剤、放射線、手術しかがん治療には認めないオーソドックスな医学界からは敵視されています。なぜなら、抗がん剤でぼろ儲けをしている巨大製薬会社の利益と真っ向から対立するからです。
 今からおよそ80年前、ドイツのオットー・ワールブルグは(1931年、1944年と2回ノーベル章受賞)がん細胞は正常な細胞とは違ったやりかたでエネルギーを得ていることを発見しました。正常な細胞膜では酸素が自由に細胞内に入り、そこでブドウ糖を燃焼させエネルギーを産生します。ところが、がん細胞では細胞内液が酸性のため酸素が中に入れないのです。そのため、がん細胞は酸素のない状態で、発酵というプロセスでブドウ糖からエネルギーを作り出します。その産物が乳酸です。この乳酸はDNA、RNAを破壊することにより、細胞の無節制な増殖を促します。この乳酸はがんによく付随する痛みの原因にもなるのです。そして、細胞内の酸化に拍車をかけます。
 ここで、非常に重要なポイントは、この発酵というエネルギー生産方法は細胞内がアルカリ性である健常細胞では起こりえないことです。普通、健康な細胞はpHが7.35~7.45という、ややアルカリ性の状態に保たれています。したがって、がん細胞を破壊するには細胞内をアルカリ性にしてやればいいということです。きわめて明快で単純な原理です。
 そこで、自然界に存在するものの中でアルカリ性が最も強く、がん細胞に親和性のあるセシウムを投与します。セシウムと言えば、普通、放射性同位体のセシウム137を思い浮かべ、ウラニウムやラジウムと同様に危険な感じを一般の人は持ちやすいものです。しかし、本来、セシウムは非常に安全な物質なのです。
 塩化セシウムによりがん細胞の中のpHが8以上になると、せいぜい数日の内にがん細胞は死滅します。このように、pHを高める療法なので、High pH Therapyともよびます。
 セシウム療法を行うときは、セシウムと一緒にDMSOという一種の有機溶剤を混ぜ、それを皮膚の柔らかい部分(たとえば太ももの内側)にスプレーします。DMSOとともに効率よくセシウムが吸収されます。また、DMSOは血液脳関門を通過しますので、特に脳腫瘍転移にはDMSOとの併用がすすめられます。

2016年6月23日木曜日

癌治療について

 クリニックではケトンダイエット(断糖で肉食)を中心とし、身体をアルカリ性に保つ為に色々なミネラル(マグネシウム・カリウム、亜鉛・カルシウム・セシウムやセレニウムなど)を服用し、遠赤外線サウナに入ったりして免疫力を高める他、“抗がん剤の副作用を限りなく0%にし、治療効果を100%発揮するDMSOを併用する補完療法”を取り入れています。
 DMSO(ジメチル・スルフォキサイド)とは、製紙原料になる木材パルプを生産する際に出来る副産物です。1866年ロシアの科学者アレキサンダー・ザイツェフにより見つけ出されました。この物質が医学の分野で注目を浴びる様になったのは、1960年代の初め頃オレゴン健康医科大学のスタンレイ・ヤコブ博士が、DMSOは容易に皮膚および臓器粘膜を傷つけることなく透過する働きを持ち、尚且つ臓器を凍結から守れる事を見出してからです。
 さらに博士は非常に難治な間質性膀胱炎に対し、下腹部にDMSOを塗布したり膀胱内にカテーテルを使って注入し治癒させる事に成功しています。これ等の結果を見て、1987年になり米国食品医薬品局(米国厚生省)もDMSOを間質性膀胱炎の治療に限定して使用する許可を与えました。
 またクローン病で耐え難い不快感に悩ませられる増悪期に、単にDMSOを下腹部に塗布するだけで症状が治まる事も証明されています。
 R.Webster Kehrは動物を使った研究で、DMSOは健康な細胞には影響を与えず癌細胞にだけ作用する事を見出しました。DMSOと抗がん剤を併用して癌治療を行っている医師がいますが、この場合は抗がん剤による副作用も全くなく、しかも抗がん剤の効果がほぼ100%得る事が出来るので、抗がん剤の使用量が少なくて済みます。DMSOは癌細胞膜にのみ作用し、膜の透過性を高め抗がん剤が細胞内に入り易くするからです。