2009年10月9日金曜日

「脂(油)」についての間違った認識

 「脂」は身体特に「脳・神経」にとって欠かす事の出来ない重要な栄養素です。青味魚にあるEPA・DHAなどのオメガ3脂肪の様に。
 世間ではよく肉などの”脂物”を食べ過ぎると、”肥満”・”糖尿”・”高脂血症”・”肝機能障害”などの生活習慣病になると言われますが、間違った食べ方をしない限り食べ過ぎは起こりません。
 ”魚”や”肉”には必ず「脂」がありますが、この「脂」を消化する為に《胆汁》が分泌されます。《胆汁》の主成分は”コレステロール”なので、その分だけ血液中の”コレステロール”は減ります。”コレステロール”を下げる『てんぷら油』が売られているのもその為です。
 また「脂」を食べれば、『コレシストキニン』と呼ばれる”食欲抑制ホルモン”が分泌されるので、食べ過ぎは起こり得ません。その他『脂肪細胞』から「レプチン」と呼ばれる”食欲抑制ホルモン”も分泌されます。
 この様に”魚・肉”には必ず『脂』が含まれているので、絶対に食べ過ぎは起こらないのです。ただし”魚・肉”と一緒に『ごはん』や『野菜』を食べると、含まれている”糖”の為に「脳」の働きが狂い食べ過ぎるのです。”ケーキ”を食べ過ぎるのと同じです。『ごはん』や『野菜』に多く含まれる”糖”は一時的に「脳」を満足させますが永続きせず、『別腹』と云って食べ過ぎるのです。