2009年9月30日水曜日

『味の素』の毒性

 『味の素』の毒性については1954年日本人科学者”高橋博士”により始めて観察されました。
 博士は『味の素』を直接脳脊髄液中に注入すると「てんかん」が起きる事を見つけたのですが、以後数年間は誰も気に留めなかったのです。1957年になりアメリカの眼科医であるルーカス及びニューハウス博士等が、生まれて間もないネズミに『味の素』を与えた所、「網膜神経細胞」が壊される事を見出したのです。それから10年後になり、「網膜神経」だけでなく”自律神経”に関わる脳細胞も破壊される事が判明しました。脳のこの部分は、”怒り”や”攻撃的感情”、”体温調節”・”食欲”・”喉の渇き”・更に”睡眠”にも関係しています。特に『味の素』は”胎盤”を通じて”胎児”の脳に影響を及ぼし、「自閉症」・「分裂症」・「てんかん」・「脳性まひ」を起こし易い事がわかっています。
 これ等の研究成果にも関わらず、アメリカ「食品医薬品局」は単に”ラベル”に表示さえすれば良いとの見解を発表しています。
 濃厚な味を出す為に『味の素』やその他「アミノ酸」等が加えられている加工食品は注意した方が賢明でしょう。

2009年9月29日火曜日

『肉食健康ダイエット』の正当性

 『肉食健康ダイエット』は私が独自に考え出したものではなく、1850年代以降色々な医師・科学者により実証されている事実なのです。
 1862年英国人医師ハーベイ博士が、超肥満の棺職人ウイリアム・バンティングを”炭水化物”抜きの「肉食ダイエット」により1年で25kgの減量させた事が始まりです。その後医師であり人類学者のステファンソン博士が、15年間文明社会から孤立したエスキモー部族の村で彼等と全く同様の生活を送ったのですが、その間自分を始め誰一人として現在の”文明社会”にみられる「ガン」を始めとする病気が見られなかった事実を、『ガン・文明病』と題する書物にまとめ1960年に発表しています。彼は同時に”現代社会”に多く見られる、「うつ」などの精神の不均衡状態も見られなかったと述べています。
 1920年代に入りステファンソン博士とルッツ博士(医師・人類学者・探検家)が、ニューヨークの有名病院で、科学者・医師・マスコミの監視の下で約3ヶ月間、エスキモーの人達と同様な完全な「肉食ダイエット」を実行し、その間ビタミン不足やその他何等の以上も起きなかった事を証明して見せたのです。
 この様に数多くの証明が有るにもかかわらず広く一般に行き渡らないのには訳があるのです。アメリカ農業・食糧委員会の議長を務めるマックガバーン委員長が、自分達の主張が通りやすくする為、炭水化物を多く摂る食事に賛成する医師特にアンセル・キイ博士を味方にしたのです。
 何れの国も政府の考えに従わせる為に、色々と”洗脳”工作を行います。
 どちらの主張を取り入れるかは各人の自由ですが、よく見極めるようにする事が大切です。

2009年9月24日木曜日

”コレステロール”は”脂肪”ではない

 コレステロールは、ステロイドアルコールと呼ばれるアルコールの一種で純粋な脂肪ではありません。”糖”から”エネルギー”=”カロリー”を作り出す過程で出来る、アセチルCoAと言う物質から出来るのです。一般的に”脂肪分の多い”物を食べ過ぎると高コレステロール血症になると考えられている様ですが、そうではなく”糖分”の多い物を食べるとコレステロールが増えるのです。
 ”ステロール”は動物にも植物にもあり、動物性のものを”コレステロール”と云い植物性のものを”フィトステロール”と呼んでいます。
 ”コレステロール”は、60兆個の細胞を形造る細胞膜やホルモンの原料であり、食べ物に含まれる”脂肪”を乳化して消化を助ける”胆汁酸”(胆汁の素)の原料でもあります。”脂肪”は健康を損ねる元凶の様に思われ、”低脂肪”の物が好んで食べられる様になったのも”高コレステロール症”の原因の一つではないでしょうか。最近盛んに”テレビコマーシャル”で、”コレステロール”を下げる”てんぷら油”が宣伝されていますが、油を食べればコレステロールが下がるのも事実です。”油(脂)物を多く食べればその分多く胆汁が小腸に排出され、吸収されずに残った分は胆汁と共に便に出ます。
 また油(脂)分の多い物を食べれば、小腸から”コレストキニン”が分泌されますが、この物質は”食欲”を抑える働きがあります。
 間違った”脂肪神話”に振り回されない様にしましょう。

2009年9月23日水曜日

「食物繊維」

「食物繊維」を多く食べれば、食べ物から生じる”コレステロール”や”脂肪”その他の”毒素”を吸着し便として排泄されると言われていますが本当でしょうか? 
 私達人類の祖先は、今から2,000年前になって始めて”野菜や穀物”などの「食物繊維」を口にする様になったのですが、それ迄の数百万年間野山を駆け巡り動物だけを食べて進化・発展を遂げてきたのです。私達の身体の構造がそれ程短期間で変化するでしょうか。私達の身体は野菜などの食物繊維を消化して栄養に代える力は無いのです。
 それどころか、身体に入った「食物繊維」を”ドロドロ”のお粥状にして便として排泄するためには、「食物繊維」を”腐らせ”・”発酵”させなければなりません。その様にしなければ、”ゴボウ”の繊維の様に長いものは排泄できません。
 「食物繊維」の”腐敗”・”発酵”は、大腸菌により進むのです。それにより生じた”ガス”や”有毒物質”は身体に吸収され、”体臭・口臭”の原因となったり、色々な悪影響を身体に及ぼします。

2009年9月21日月曜日

〖低カロリーダイエット〗神話

 食事を”低カロリー”にすれば痩せられ、血液脂肪も下がると云う誤った”神話”がまかり通っています。
 私たちが良く知っている〖低カロリーダイエット〗の代表が、「力士」(相撲取り)が食べている〖ちゃんこ鍋〗です。野菜類とご飯が主体で確かにカロリーは低いでしょう。彼らは激しい運動で大量のカロリーを消費するので、消費したカロリー分を補う為に沢山食べます。
 その結果はどうなるでしょう。野菜類やご飯は、脂肪がないので確かにカロリーは低いかも知れません。脂肪の他我々の身体に絶対必要なタンパクも非常に少ないのです。多いのは糖質と繊維質です。
糖質はインスリンホルモンの働きで一旦脂肪の変換され、体脂肪として蓄えられます。「力士」の体型です。特に内臓に貯められるので、お腹が出っ張ってきます。それでも余れば血液中に、中性脂肪やコレステロールとして蓄えられるのです。
 一般的な人達では、〖低カロリーダイエット〗にすれば、消費カロリーを減らす為に身体を動かす(活動量)事をやめ、体温を下げます。その結果免疫力が低下し、風邪や色々な病気に罹り易くなります。
 ”魚介類”や”肉類”は脂肪がある為確かに”カロリー”は高いかもしれませんが、脂肪があるため、必要量以上は食べられません。脂肪は食欲を抑える働きがある為です。”脂濃い”物を食べればすぐに
”ムッツ”とするのはその為です。
 魚介類・肉類には、絶対必要な”ビタミン類”・”ミネラル類”を全て充分に入っています。
 間違った〖カロリー神話〗にだまされない様にしましょう。

2009年9月18日金曜日

フレンチパラドックス

1997年に126才で亡くなったフランス・プロバンス地方の女性がそれまでの世界最高齢だったのです。
以前より”フレンチパラドックス”=”フランス人の逆説”として言われている話があります。
 勿論長寿に関しては”遺伝的要素”が大いに関係しますが、それに加えて”食事”も大きな要素なのです。
 代表的なフランスの食事は、動物性脂肪やコレステロールを沢山含むレバー・小腸などの脂肪の多い内臓肉や牛肉・ラム肉などをバターでソテー(炒める)たり、チーズや卵に赤ワインなどです。それにも拘らずフランスではアメリカやチェコ・ハンガリーなどの小麦粉・米製品を多く食べる国の人達に比べ、心筋梗塞・脳血管障害(動脈硬化)による死亡が断然少なく、また肥満も少ないのです。その理由としては、レバーにはビタミンB6,B12や葉酸が豊富に含まれているからです。これらのビタミン類は、血管に傷をつける”ホモシステイン”というアミノ酸が血液中に溜まるのを防ぐ作用があるからです。
 米・小麦粉や野菜・果物には、ビタミンB6が非常に少なくビタミンB12に至っては全く含まれていません。
 コレステロールばかり気にするよりも、ビタミンB12を全く含まない”ご飯・野菜”を極力控えその代わりに”魚介類・肉類”をメインにした食事に心掛けるべきです。

2009年9月17日木曜日

野菜神話について

私達人類の数百万年におよぶ長い歴史の間で、穀類や野菜類を食べる様になったのは2,000年ほどの短い時間なのです。それ以前は野山を駆け巡り、動物を捕まえて食糧としていたのです。
 何百万年の間、食物繊維など口にしていませんでした。だからと云って、ビタミン不足も起きず食物繊維がない為便秘になる事などなかった筈です。当然薬局もなければ、下剤も無かったはずです。
 古代エジプト時代、人々が穀物や野菜・果物を食べる様になると、動脈硬化・虫歯・骨粗しょう症・結核が見られる様になります。この事は、エジプトのミイラに見られるのです。
 ビタミン類やミネラルは肉類・魚介類に充分含まれています。特に動脈硬化を予防する為に絶対必要なビタミンB6,B12は動物性食品にしか含まれていません。しかも新鮮なあまり加工していない物なら充分に含まれています。
 日本でも昔から肉類・魚介類をたべる沖縄や鹿児島などの南国には脳梗塞・脳溢血・ガンは少なく、
米どころの北国地方に多く見られるのです。
 テレビ・マスコミの誤った宣伝に惑わされないようにしましょう。

2009年9月16日水曜日

生活習慣病について

高血圧・高脂血症・肥満・糖尿・ガンなどの病気を”生活習慣病”と呼んでいます。
 生活習慣とは、生活スタイル及び食習慣の総称ですが、食習慣の方は明治時代からほとんど変らずに来ています。ご飯・野菜・鶏肉・卵が食べられていましたが、現在の米・野菜は品種改良により昔の物と比べ非常に甘くなった(糖度が上がっている)ことです。
 一方生活スタイルは一変し、”障子・ふすま・木の雨戸”で冬の寒さをしのぎ、火鉢・炬燵・囲炉裏”で
身体を温めていたのが、現在では”アルミサッシ・ガラス”や”木製扉”で寒さを防ぎ、”エアーコン・石油ストーブ”が普及し又”衣服類”も軽くて保温効果に優れているため、以前の様に”米や野菜類”等の”炭水化物”を燃料とし自らの力で身体を温める必要がなくなったのです。
 その結果燃料となる”炭水化物”=”糖質”が余り、体脂肪として身体のアチコチに貯まり肥満を始めとする生活習慣病が急増し大きな社会問題となっています。
 上にも述べた様に生活習慣病は、生活全般とくに食生活を見直さなければ”薬”では治りません。
 まず実行するべき事は、体脂肪として余る程の”米・野菜”などの炭水化物=糖質を極端に減らすか
やめてしまう事です。

2009年9月13日日曜日

肉食健康ダイエット

①肉食ダイエットをすれば何故痩せられるのか。
 ご飯や野菜などの炭水化物は、インスリンホルモンの働きにより脂肪に変えられ、体脂肪として蓄えられるのですが、これ等を食べなければ、蓄えられている体脂肪をカロリーに変えて使うようになるので痩せられるのです(ケトンダイエット)。
 肉や魚を消化するためには、沢山のカロリーを必要とする(消化性カロリー)ので一層痩せ易くなります(豚汁を食べると身体が温まるのはその為)。
 脳や心臓などのエネルギ(カロリー)を、糖質から脂質に代えてやれば、一層元気になり働きが正常化する(現在アメリカでは、重症小児てんかんの治療にケトンダイエットが用いられています)。
 
②肉食ダイエットをすれば何故肥らないのか。
 カバやゾウのように炭水化物を主体とする草食動物はいずれも肥満体ですが、ライオンやトラの様な肉食動物はみな筋肉質です。
 
③どの動物も自分の身体で全てのビタミンを作れるので、ビタミン不足や偏りはおこりません。
 皆が心配するビタミンCも、人間や一部の霊長類を除く全ての動物は自身の身体で作るので肉類を食べている限り心配は要りません。特にレバーには沢山含まれています。

④タンパク質を食べ過ぎると、肝臓や腎臓に負担をかけると心配する人がいますが、肉や魚には脂肪が含まれており、この脂肪から食欲を抑えるホルモンが出て食べすぎない様になるので心配ありません。“脂っ濃い食べ物”は“むっつ”とするでしょう。
 
⑤ご飯や野菜・果物などの糖質は、脳の働きを狂わすので食べすぎが起こります。“別腹”といってケーキ類を食べるのもこの為です。
 
⑥バナナダイエットやおからダイエット・菜食中心ダイエットのような低カロリーダイエットは永続きしないばかりか、かえって肥るだけです。
  
詳しくは、〖肉食健康ダイエット〗荒木 裕著 草思社 をお読み下さい。

2009年9月10日木曜日

悪玉コレステロールよりもっと悪い物とは?

 ”悪玉コレステロール”は、実は細胞膜やホルモン・胆汁などを造る為に絶対必要な大切な栄養素なのです。
 悪玉コレステロールも、血管内壁(血液が通る側)に傷が付き隙間が出来ない限り、血管内壁の下に潜り込む事もなく、血管が狭まる事はありません。
 我々の身体にとって絶対に必要であり、しかも魚介類や肉類などの動物性タンパクに含まれる必須アミノ酸である”メチオニン”が利用されるときに出来る、”ホモシステイン”というアミノ酸が血管を傷つけるのです。
 血管内壁が”ホモシステイン”により傷つけられ裂け目が出来ると、大切な栄養素として運ばれている悪玉コレステロールが此の裂け目より内壁の下へ潜り込み、血管の太さが狭くなり血液の流れが悪くなります。これが動脈硬化です。
 ではこの悪玉コレステロールより遥かに悪者である”ホモシステイン”がどうして血液中に増えるのでしょうか。普通”ホモシステイン”は、ビタミンB12の働きで無害な必須アミノ酸である”メチオニン”に作り変えられるか、ビタミンB6により”システイン”となり尿中に排泄されるのですが、”穀類・野菜類・果物”には残念ながらビタミンB12は全く含まれていません。
 だから動脈硬化による”脳梗塞・脳溢血”は米所や菜食中心の食事をしている人達に多いのです。