2009年12月22日火曜日

『糖尿病』は『ガン』と関連

 血糖値が高い『糖尿病』患者が『ガン』を発症する率が高いことが、最近の研究で明らかになって来ています。はっきりとした因果関係については現在の所解明されていませんが、次の事実からも窺い知る事ができます。
 現在ではよく知られている「PET」検査=「ガン診断検査」では、”ブドウ糖”の一種に”放射能”で目印を付け、この”目印をつけたブドウ糖の一種”が沢山集まっている場所が『ガン』と診断する検査です。言い換えれば、『ガン』は”ブドウ糖”を発育・成長の為の食糧としているのです。現在の所”高血糖”が原因と考えられる『ガン』には、”すい臓ガン”・”リンパ腫”・”大腸ガン”・”前立腺癌”・”子宮ガン”・”肝臓ガン”・”乳癌”・”腎臓ガン”などがあります。
 理由は何であれ『ガン』にならない様にする為には、”血糖値”を常に正常範囲(60mg~100mg)に保っておく事です。その為には絶対的に必要でない「炭水化物」=「糖質」を出来うる限り食べない様にする事です。世間一般の「神話」の様な野菜・果物は避ける事です。食品成分表を見れば判る様に、「魚介類」・「肉類」には全ての種類のビタミン類・ミネラル類が豊富に含まれています。

2009年12月11日金曜日

『コレステロール』の重要性

 『コレステロール』は水に溶けない性質を持っているので、同じく水に溶けない「脂(油)」と共に”脂質”と云われているのです。しかし『コレステロール』は「脂」とは違い、「糖」=「炭水化物」から造られる高分子の「アルコール」なのです。もちろん「脂」からも造られますが。
 世間では『コレステロール』は、”動脈硬化”の「元凶」として「悪者」扱いされていますが”とんでもない”事です。『コレステロール』は、身体の何処かに異変が起きた時”傷”を修復する為に動員されます。
「動脈」に何らかの原因で”傷”が付くと、”傷口”を塞ごうとして「血液中」の色々な物質が集まり”防護壁”を作り、”血管”が細くなる「動脈硬化」が起こりますが、この”防護壁”中の『コレステロール』の割合は僅かな物です。言い換えれば、「動脈硬化」の真の原因は『コレステロール』ではなく、「細菌」や必須アミノ酸である「メチオニン」の代謝産物「ホモシステイン」によるものなのです。
 むしろ『コレステロール』は『脂肪』とともに、身体を保護し活性化させる為の重要な物質なのです。
 ①『コレステロール』は身体を形造る「細胞膜」に適度な”堅さ”と”柔軟性”を持たせる働きがあります。一部の”植物油”を摂りすぎると、その中に含まれる”多価不飽和脂肪酸”が『コレステロール』に取って代わり、細胞膜を弱くするので『ガン』などになり易くなります。”サラダ油”の摂り過ぎには注意しましょう。
 ②『コレステロール』は「ストレス」に対抗したり「ガン」や「心臓病」を予防する『副腎皮質ホルモン』の材料であり、また「女性ホルモン」や「男性ホルモン」の原料にもなります。
 ③『コレステロール』は「骨」や「神経組織」を健康に保つ働きのある「ビタミンD」の前駆物質であり、「インスリン」の産生や「免疫機構」の正常な働きに必要な物質です。
 ④「脂」の消化に絶対必要な『胆汁』の材料として、『コレステロール』は欠かせません。
 ⑤『コレステロール』は「カテキン」などと同様に、『抗酸化剤』としての働きがあります。「老化」を防ぐ作用がある為、年令と共に増える傾向にあります。
 ⑥”気分”を落ち着かせたり、”食欲”や”睡眠”を調整したりする働きのある”脳内神経伝達物質”の『セロトニン』受容体が適正に働くためには『コレステロール』を必要とします。『コレステロール値』が低いと、”攻撃的”・”暴力的”になったり、”うつ”や”自殺”傾向が強くなります。
 ⑦『コレステロール』は、「腸管壁」を健康に保つ重要な働きがあります。
 この様に『コレステロール』・『脂肪』は、”ガン”や”動脈硬化”を防ぐ為には欠かすことの出来ない物なので、誤った、科学的根拠のない『コレステロール』・『脂肪』神話に惑わされない様にしましょう。

2009年12月10日木曜日

間違いだらけの『栄養バランス』

 殆どの人がこの科学的根拠のない言葉を信じ、色々な病気に苦しんでいるのが現状です。
 30年以上前FDA(米国食品医薬品局)が、マックガバン上院議員が委員長を務める”農業委員会が医学的な調査研究もせず、医師のプリチキンやキイ氏の誤った異論や宗教的菜食主義者(動物愛護)・農業団体・食品業界の主張を取り入れ、『栄養バランス』をよくする為と称して、『食事指針(Food guidePyramid)』なるものを発表したのです。『栄養バランス』のよい食事指針では、「炭水化物」を60%,「脂肪(油)」を30%,「タンパク」を10%とし、肉を減らす様奨めたのです。
 それ以来アメリカ人をはじめ世界中の人達が、”指針”に従った食事をする様になったのですが、その結果”心筋梗塞・ガン・糖尿病・肥満”が急増したのです。
 プリチキン医師は、”野菜”や”果物”を中心とする菜食主義を長年続けた結果、確かにコレステロール値は低く心筋梗塞にはならなかったのですが、”白血病=血液ガン”で死亡したのです。
 我々人類は数百万年の間、野山を駆け巡り”動物”を捕まえその肉や内臓を食べて暮してきたのです。何れの動物も、我々の身体の材料である”タンパク”・”脂肪”をはじめ”ビタミン(ビタミンCを含む)”・”ミネラル”を充分に備えており、『栄養バランス』に最も優れているのです。だから人間は”肉”を本能的に「おいしい」と感ずるのです。
 ただし、なるべく手を加えず(加工)に食べる様にすることです。たとえば”刺身”の様に。