2009年9月18日金曜日

フレンチパラドックス

1997年に126才で亡くなったフランス・プロバンス地方の女性がそれまでの世界最高齢だったのです。
以前より”フレンチパラドックス”=”フランス人の逆説”として言われている話があります。
 勿論長寿に関しては”遺伝的要素”が大いに関係しますが、それに加えて”食事”も大きな要素なのです。
 代表的なフランスの食事は、動物性脂肪やコレステロールを沢山含むレバー・小腸などの脂肪の多い内臓肉や牛肉・ラム肉などをバターでソテー(炒める)たり、チーズや卵に赤ワインなどです。それにも拘らずフランスではアメリカやチェコ・ハンガリーなどの小麦粉・米製品を多く食べる国の人達に比べ、心筋梗塞・脳血管障害(動脈硬化)による死亡が断然少なく、また肥満も少ないのです。その理由としては、レバーにはビタミンB6,B12や葉酸が豊富に含まれているからです。これらのビタミン類は、血管に傷をつける”ホモシステイン”というアミノ酸が血液中に溜まるのを防ぐ作用があるからです。
 米・小麦粉や野菜・果物には、ビタミンB6が非常に少なくビタミンB12に至っては全く含まれていません。
 コレステロールばかり気にするよりも、ビタミンB12を全く含まない”ご飯・野菜”を極力控えその代わりに”魚介類・肉類”をメインにした食事に心掛けるべきです。