一般に「野菜」を食べないと”ビタミン不足”になると云われますが、この考えは何等医学的・科学的な根拠もない『うそ』・『作り話』にすぎません。どの動物でもすべての”ビタミン”を必要としていますが、「肉類」しか食べない『肉食動物』も数多くいます。ではその様な動物は、”ビタミン”をどこから得ているのでしょう。云うまでもなく、自分自身の身体で作っているのです。我々人間をはじめとして、皮膚はもちろんの事「口腔粘膜」・「消化管」・「膣」には色々な細菌が附着しています。人間の「小腸」・「大腸」には、400種類・100兆個の腸内細菌が腸管壁に附着して棲み付いています。400種類の「腸内細菌」には、我々の役にたっている「善玉菌」もあれば増えすぎると体に害を及ぼす「悪玉菌」もあります。「善玉菌」・「悪玉菌」のいずれも、「小腸」・「大腸」に入った食べ物を食べ成長するのですが、成長過程で「善玉菌」は”ビタミン”やその他の栄養素を作り、その栄養を腸管壁から血液中に吸収しているのです。「善玉菌」の餌は”魚介類”や”肉類”に含まれる「タンパク」・「脂肪」であり、「悪玉菌」の餌は”でんぷん”=”糖質”や”食物繊維”です。「野菜」の主な成分は”糖質”と”食物繊維”であるので、これらを食べると「悪玉菌」が増えます。
この様に食べ物は「小腸」で”お粥状”になるまで分解=消化され、その中の栄養になる物だけが体内に吸収され残った残渣は大腸まで運ばれ、そこで水分を減らして便の形にし、その後排便で体外に排泄するのです。
私達は”食物繊維”を消化し栄養に変える「消化酵素」を「胃」にも「小腸」にも持っていません。だから「野菜」を食べると、「小腸」で”お粥状”に出来ずそのままの状態で胃・小腸を通過し大腸にまで運ばれます。「大腸」には「消化酵素」が全くありませんから、排便する為に便をお粥状にするのはどの様にしているのでしょう。「大腸菌」の中の「悪玉菌」である色々な「腐敗・醗酵菌」=「イースト菌」=「カビ」が、”食物繊維”を「腐敗・発酵」し”お粥状”にします。「腐敗・発酵」によって出来た「毒素」や「毒ガス」が、体内に吸収され色々な障害が起きます。障害の中でも特に嫌なのが、「免疫障害」です。たとえば、『リウマチ』・『喘息』・『ループス』・『食物アレルギー』などです。
「カビ」は成長すると『もやし』の様な『根』を”腸管壁”に食い込ませ、その結果腸管壁が”ボロボロ”になり『潰瘍性大腸炎』などになります。”便”は普通では殆ど”無臭”ですが、「野菜」が発酵して出来る
「毒ガス」交じりの”便”は顔を背けたくなる様な”臭い”を発します。その事がよく分かるのが、「授乳中」の乳児の”便”には”悪臭”がありません。母乳は”血液”から作られるので、乳児の間は”肉食”だからです。また体内に取り込まれた「毒ガス」は、汗や口腔粘膜から体外に出ますから、ひどい”体臭”・”口臭”の元となります。
「野菜」を食べる事によって増殖する「悪玉菌」がそれ以上増えないようにする為に、「大腸」にある”水分”を減らそうと身体は働きます。その結果”便”は異常に硬くなり、排便が困難となり”便秘”になります。「野菜」を食べれば”便秘”が解消すると云う話は、全くの”デタラメ”で食べれば食べるほど”便秘”はひどくなります。その証拠に世界中で日本人ほど「野菜」を沢山食べる民族はありませんが、多くの人達が”便秘”で苦しんでいます。また「野菜」には「解毒作用」があるなどと”デタラメ”がまことしやかに言われていますが、「大腸」には「解毒作用」はなく、「解毒作用」があるのは唯一「肝臓」だけです。色々な政治的な思惑に”だまされない”事です。