2007年3月7日水曜日

基礎代謝について

基礎代謝とは、簡単に言うと、人間が生きていく上で必要不可欠なエネルギーです。
 例えば、体温の維持や、呼吸をしたり、心臓、腎臓、胃…を動かすのにも、エネルギーは必要です。そういった生きていく上で最も基本的で最小限必要なエネルギー量のことを基礎代謝量と言います。
 基礎代謝が総消費エネルギー中に占める割合は60~70%と高く、それの比べると運動エネルギー(カロリー)はたったの30~40%しかありません。だから、たとえスポーツをしたとしても消費エネルギーにすると意外に少なく、運動したからといって食べ過ぎ飲み過ぎは、太る原因になります。ところが基礎代謝を上げれば脂肪が燃えやすい体質になり、食べても太りにくい身体になることができます。
 体には、筋肉、脂肪、骨…といろいろな構成要素がありますが、この中でも、筋肉が1番エネルギーを消費します。筋肉をつけると、基礎代謝量が上がり、ダイエットに良いというのはこのことからきています。筋肉が多ければ、寝ていても起きていても、生命維持のために必要なエネルギーつまり基礎代謝量が多くなり、消費するエネルギーも当然多くなると言うわけです。
 しかし、無理な減食や、単品ダイエットは、筋肉を弱らせ、この基礎代謝量を大きく下げてしまいます。
 基礎代謝の低下を知る手がかりは、以下のようなものです。
以下の10項目のうち、7項目以上当てはまる人は、基礎代謝が低いといえます。
□体温が35.9度C以下だ
□少し食べてもすぐ太ってしまう
□身体がむくみやすい
□生理不順、生理痛がひどい
□手足が冷える、ほてる
□疲れやすく、朝まで疲労が残る
□あまり汗をかかない方だ
□頭痛、肩こり、腰痛がある。
□普段、体を動かすことが少ない
□顔色が悪い、肌も荒れやす
基礎代謝が低い人は、痩せにくいと言えます。基礎代謝を高くして健康になりましょう。