2010年4月13日火曜日

Dr.荒木ダイエット=断糖ダイエット

 アメリカでは何十年も前から、キャベツスープダイエット・グレープフルーツダイエット・玄米ダイエットなど70種類以上の色々なダイエットが試みられて来ました。結果は何れのダイエットも成功しなかったのです。肥満・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病は増加の一途を辿ったのです。
 そこで10年位前より、アメリカ医学協会・アメリカ心臓病協会・FDA(アメリカ食品医薬品局=日本で言えば厚生省)がどの様なダイエットをすれば健康になれるかの調査・研究を始めたのです。
 低炭水化物ダイエット・低脂肪ダイエット・アトキンスダイエット(高たんぱく・高脂肪・低炭水化物)の
3種類のダイエットのうち何れのダイエットが最も良いかが調べられたのです。6ヶ月位の短期間なら何れのダイエットでも同じ位の減量効果が有りますが、アトキンスダイエット以外のダイエットではコレステロール値が正常化しない事がわかりました。現在では、短期間ならアトキンスダイエットを行うことが奨められています。
 アトキンスダイエットが何故長期間実行出来ないかと言えば、脂肪を略無制限に食べさせるためです。現在でも北極の様な極めて気温の低い(氷に閉ざされた)地域とか、アフリカの様に1日の気温差が大きい(昼間は40度以上、夜間は零下になる)地域では、1回の食事で脂肪が70%位でも身体に負担は掛からないでしょうが、冷暖房設備が普及している先進国では、脂肪も程々にしないと肝臓などに負担を掛け過ぎる事になるので程々にしなければなりません。
 Dr.荒木ダイエットは、最近になって提唱され出した”旧石器時代ダイエット”、すなわち”高たんぱく・中脂肪・超低炭水化物”ダイエットなのです。このダイエット法は、約60年以前より”小児重症てんかん”の治療の為、アメリカの有名大学の”ジョン・ホプキンス大学”で研究されており、現在では”重症小児てんかん”の治療に広く全米で採用されています。
 間違いだらけの”ダイエット法”に惑わされる事のないようにしましょう。