2010年4月9日金曜日

ADHD:犯罪との関連に関する新証拠、食べ物・食物添加物の役割に関する研究への呼びかけ

“小児の注意欠陥性多動性障害(ADHD)が犯罪の原因と成っている”と云う米国CSPIの新しい報告は、司法関係者の関心を引いている。例えば最近230人の男性および75人の女性に対して行われた研究で、多動性・衝動性や早期の行状問題が独立した又共同した問題である事が、逮捕歴のある男性の記録から判明した。1997年のEric Taylor等による報告では、たとえ衝動性とは関係なくとも“小児多動症”は後の“暴力・社会問題・学業達成度”や“反抗的・破壊的”行動に繋がる大きな危険因子である。
 ADHDは現在“リタリン”や類似の“アンフェタミン”製剤により治療されているが、CSPIの報告ではこの様な薬剤は逆効果を及ぼし長期の健康に関しては不明である。
報告では寧ろ“食事療法”を第一義的に考えるべきとし、行動問題への取り組みと合わせて行う事であるとしている。
 CSPI研究者達は食事特に着色料・添加物の、ADHDや問題行動のある23人の子供達の生活行動に対する影響を調査した。調査人数・食事の種類・解析法などの問題はあるが、23人中17人において、人口着色料やミルク・小麦粉製品などを食べた後に問題行動の悪化が見られた。これ等の食品が“脳波”に異常を来たす事が判った。
 CSPI研究者達は米国政府に対し、問題行動の原因となる“食事”の調査法の開発やどの様な“食べ物”で問題行動を減らす事が出来るのかを調べる方法を開発する様提案している。特に政府が広く子供に食べられている“合成着色料”―カップケーキ・キャンディ・砂糖まみれのシリアル・ビタミン剤・歯磨き等に使用されている―を禁止する事を提案している。
 両親・医師・学校関係者はこの様な事実を認識し、子供がこの様な“食べ物”を食べない様にするべきである。