2009年10月26日月曜日

コレステロールについての面白い逸話

 ”コレステロール・中性脂肪”について興味深い”エピソード”があります。
 アイゼンハウワー元米国大統領が第1回目の心臓発作を起こしたのは、彼がコロラド州にある別荘で過ごしていた時でした。その時彼は64歳でした。1995年9月23日の金曜日朝からゴルフを楽しんだ後、昼食に”オニオンハンバーガー”を食べたのですが、その時”胃もたれ”を感じたそうです。”その夜9時30分頃に就寝しましたが、午前2時30分頃激しい胸の痛みで眼を覚ました”と主治医が診察時に聞いたそうです。駆けつけた主治医は彼の症状から”心筋梗塞”と考え、痛み止めの”モルヒネ”注射をしました。翌日になっても良くならなかったので、入院し心臓病で有名なハーバード大の教授が治療に当たる事になったのです。
 彼の家系には”心臓病”は1人も居ず、”タバコ”も5年前より止めていたので特に”心筋梗塞”を起す要因は見当たらなかったのです。体重は日常的に運動をしていたので正常範囲にあり、発病時のコレステロール値は165mg/dlとむしろ低い位でした。この時以後彼は益々厳格にダイエットを行い、動物脂肪を極力カットしたのですが、体重は2kgも増えたのです。そこで彼は朝食を抜く事にしたのです。にも拘らず体重は増える一方であり、コレステロール値も上がり続けたのです。
 その後死亡するまでに、10回ほど”心筋梗塞発作”を起し、死亡時のコレステロール値は259mg/dlと略100mgも上昇していました。(Gary Taubes著)
 この様に、”魚介類”や”肉類”を止め”パン”や”フルーツ”にすればコレステロールは上がるのです。