2009年10月5日月曜日

「脳梗塞」・「心筋梗塞」

 これ等の症状は、何らかの原因で”血流”が停滞する為に起きるのです。”血流停滞”の原因としては、大きく別けて2つが考えられます。
 一つ目は血管が細くなる、所謂〖動脈硬化〗により”血流”が停滞するのです。もう一つは血液の流れに乗って運ばれる、血球(赤血球・白血球など)の弾力性が無くなったり、お互い同士がくっ付き合ったりして流れにくくなるのです。
 血管が細くなる動脈硬化の原因として、「高コレステロール血症」が専ら云われていますが、これは真の原因ではありません。コレステロールが血管の壁の下に潜り込むにのは、それなりの原因があるのです。血管に”傷”が付かなければ、幾らコレステロールが沢山あってもそのような事は起こりえません。むしろコレステロール値が高い(270mg/dl)方が長生きするというデーターが発表されています。血管の壁に”傷”を付けるのは、〘ホモシステイン〙と呼ばれる”アミノ酸”の一種なのです。このアミノ酸は、”必須アミノ酸”である〘メチオニン〙が使われる際に出来てくるもので、普通には〘システイン〙に作り変えられて尿として排泄されるか、もう一度〘メチオニン〙に作り変えられ、常に一定量以上は血液中に溜まらない様になっているのです。この様な調節を助けているのが、ビタミンB6とビタミンB12です。ところがお米や野菜にはビタミンB12は全く含まれていないので、”菜食中心”の食生活をしていると、たとえコレステロール値が低くても「脳梗塞」・「心筋梗塞」は起こり易くなります。
 血球が古くなり”弾力性”がなくなると、血球の8分の1位の毛細血管を通ることが出来なくなり、詰まってしまいます。
 ビタミンB6やB12を充分に補給する為には、肉類・魚類をしっかり摂らなければなりません。