米国国立健康栄養調査によると、アメリカ人の三人に1人の食事はジャンクフードであるり、その結果として病気が急増加しているそうです。では“ジャンクフード”とは?何故今日の社会でそれ程に迄広がっているのでしょうか?
或る男性が何時もの様に8時間睡眠を取ったにも拘らず、起床時に疲れ気味でした。彼は起きようとして“エネルギー”を奮い立たせたが、矢張り気力が出ず更に30分もベッドで過ごしてしまいました。やっと起床したが、駆け足で会社に出勤しないと間に合わないだろう、ゆっくり朝食を摂っている時間はないと考え、出勤途中食料品店に立ち寄り、6個の“ドーナッツ”と“コーラ”買いました。“砂糖”と“カフェイン”を取れば元気が出ると考えたのです。
“グロッキー”で“集中力”を欠いている彼は、出勤後4時間位の間“フラフラ”でした。やがて昼食の時間になり皆と近くの“ファーストフード”に出掛け、“バーガー・フライドポテト・ソフトドリンク”を選びました。午後の時間彼は“よろめき”ながら仕事を終え帰路についたのです。夕食は少々の“ピザ”と“ソフトドリンク”で済ませました。夜になって彼は仕事では殆ど“エネルギー”を使っていないのに、疲れ果てていたのです。彼は一日中“ねむく”て“悲惨な気持ち”で、“集中力”がない為、仕事をやりこなせなかったのです。次の日も同じ様な状態でした。
貴方の一日はどの様なもの? 貴方の体重は“オーバー”? 一日中疲れた感じ、気分は爽快? 物事に集中できない事が有る?
もし答えが“イエス”なら、貴方も“ジャンクフード症候群”の可能性があります。
ではどの様な食べ物が“ジャンクフード”か、どうしてそれ等を“ジャンクフード”と云うのか?“ジャンクフード”と云う言葉は、口当たり良く・高カロリー・即席の食べ物で栄養が殆どない物を指します。殆どの人が自分だけで決めた“ジャンクフード”のリストを持っていますが、一般的には“高糖質”(ソーダポップ・キャンディ・アイスクリームなど)や“高脂肪”(バーガー・ピザ・ホットドッグ・フライドポテト)で塩分豊富な食べ物です。この様な物だけでなく、ヘルシーとして販売されている“無糖ジュース”等も含まれるのです。人工的な匂いや砂糖が殆どで、本物の“ジュース”は僅かにしか入っていません。この様な“食べ物”でも、時々・少量摂るだけなら害にはならないでしょう。
大量の“ジャンクフード”を食べるのが、今日では一般的になっています。多くの親は子供に大量の“甘い朝食”を与えており、結果“落ち着きのない”子供にしてしまっているのです。挙句親は子供を医者に診せ、医者は簡単に“落ち着かせる薬”を処方するだけで、原因を除去するのではなく食べ物の影響を覆い隠しているだけです。この様な親達は“食べ物”を変えれば、状況が改善される事に気付いていないのです。
“ジャンクフード”は“ガン”増加の大きな原因の一つでもあります。我々の身体は正しく機能する為に、ビタミン類やミネラル類が必要です。貧しい食事をすれば、“免疫機能”の様な働きが害され、“毒素”の排除や“病的細胞”の除去が不可能になります。結果“ガン”の発症を来たすのです。
“ジャンクフード”のもう一つの“手ひどい”結果が、肥満です。“ジャンクフード”を日常的に食べていると、たちまち肥満になるでしょう。最近の調査では、米国成人の31%・小児の17%が肥満と云われています。米国CDCによれば、“タバコ”に次ぐ予防可能な死亡原因が肥満です。肥満は心血管障害や高コレステロール血症・糖尿病・心臓病・心臓発作・脳出血・睡眠時無呼吸症候群など色々な健康障害の原因となるからです。